筆者が通っていた大学は、実学重視であり徹底的に鍛え上げられた学部でした。筆者は理工系学部の出身であります。大学に入れば遊べて楽になるというのは大嘘であり、むしろひたすら課題が毎週のように課せられ、勉強する日々が続きます。
筆者は大学を卒業するときは、学部の中のクラス50人中7番の成績で卒業することができました。それだけ学部4年間の勉強にかける思いと努力は負けないものでした。
1年生の時から、月曜日から金曜日までほぼ毎日、1限から5限まで授業がみっちり詰まっていました。朝8時半から始まり、終わるのは夕方の18時くらいでした。5限目は地獄の課外授業で演習問題をひたすら解かされるものでした。
各授業では毎回宿題が出されます。なので下宿に帰ってからもひたすら勉強です。夜の23時近くまで勉強していました。分厚い専門書が教科書です。特に大学の数学や力学なんかは、とても難しいです。線形代数学、量子力学などはなかなかイメージがしずらく、理解が困難です。
このような場合には、テキストを眺めているだけでは到底理解ができないので、ルーズリーフかノートなどに式を書き写したりして、流れを掴んでいきます。そうすることでなんとなく、理解が進んでくるのです。
授業も教授や講師によってカラーがあるので注意が必要です。中には指名してくる講師もいたりします。答えきれないと怒られたりするケースもありますので、結構ピリピリした雰囲気が実際にあったりしました。まあこれは先生次第なので、皆さんの場合は当てはまるかどうかは分かりません。
さらに週二回、実験もあります。週2はきついですよ。しかも実験は予習に加え、実験後のレポート提出も課せられます。よって毎回、レポートを書きつつ、次の実験の予習も行うことが求められました。放課後はサークルがない日なんかは、大学の図書館にこもりひたすら調べものをしたり、勉強したりします。実験は朝から始まり、早ければ昼頃に終わります。遅い場合は夕方16時くらいまでかかります。出席番号順に何人かの班になり、協力して一緒に実験を進めていくことになります。
このような大変な状況の中でも、バイトやサークルを両立し、恋愛とかもした上で、数学や力学、応用化学もきちんとこなす学生らがいるので、ほんと要領が良いと感心させられます。