品質保証部に配属・異動になりました。始めに何をすべきですか?

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予期せぬ、品質保証部への配属や異動

はじめにやることは、一にも二にも、品質保証スタッフとしてのマインドを醸成することですよ。

たとえば、必ず止めて処置する。生産を優先してはいけないということです。

筆者もかつて工場品質保証に、本社から転勤でいきましたが、止めるときは止めたほうが、生産の数で飯を食っている現場の班長からも信頼されます。

決して製造課から嫌われるわけではないということをまずご理解ください。

何かトラブルが起きたら、放置せずにすぐに処置に処置にとりかかり、不具合品が流出しないか担保しなければなりません。すぐに上司にも報告をしなければなりません。そうしなければ怒られることになります。

何かクレームやトラブルの対策も、きちんと再発防止になっているか検査がきちんと担保できているかこのような視点が重要です。

品質保証に配属され、おそらく喜ぶ人はそう多くはないはずです。なぜなら品質保証部は、顧客クレームや工程内の品質トラブルなど、有事への素早い対応や、高度な経営判断が求められ、非常にストレスがかかる部署だからです。

自分たちの部署では、何か固有の技術を持たないので、何か品質問題が社内で起これば、開発、設計、製造技術、基礎研究、工場、営業、販売、物流部門と多くの部署を巻き込んで、主導してそれぞれの原因などに応じて、適切な部署にお伺いを立てて直してもらうとか、調べてもらう、動いてもらうこんな立ち回りが要求されます。

ことをうまく進めるには、円滑なコミュニケーション能力が要求されるのです。

そこから先は、一人前になるには、かなり時間かかります。1年や2年では無理です。

なぜなら、品質保証部は、製品の設計に関する知識、工場の製造に関する知識などなど、非常に幅広い知識を要求されるからです。

先ほどのような開発部、製造技術、工場とまともにやりあうには、それらの深い知識の理解が必要です。

そのためには、いろんなクレームやトラブルを経験して場数を踏んだり、他の部署に聞きやすい人を見つけて、いろいろ自分でわからないことを聞いたり、写真もらったり、関連資料をもらったりして勉強するしかありません。

特に工場などの現場に出張にいったときは、しっかりとみて、現場の人たちにいろいろと質問して聞き出して、ものにする能力も求められます。

さらには社内の文書マニュアル類や標準書類、研修資料なども読み込んで、理解する必要もあります。狭く深くというより、幅広く、さらに円滑なコミュニケーション能力、有事の時にすぐに動けるフットワーク能力、不具合品かどうか微妙な製品や材料を捨てるか、流すかなど高度な経営判断も求められるので、とにかく日々がむしゃらにやる以外はありません。

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