2σ管理とは何ですか?

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簡単に言えば、ばらつきの幅よりも、より狭いところに管理限界線を引いて、それを超えたらアクションを取ろうというものです。

アクションとは、そのロットに対する物の処置や(出荷を保留とし、追加の品質確認テストするとか)中心値是正、ばらつき是正といった工程能力改善にあります。

管理試験の頻度は、それぞれあり直毎、1日毎、中には1か月毎に行うものもありますが、物によりけりです。2σ管理は、例えば3σのところに規格幅があるとしたら(Cpk1.0 =1000個中3個外れる)

2σ(100個中5個くらいいが外れる)位置に管理限界を引こうというものです。

通常なら管理幅に入って当然のものが外れているとすれば、これは何か工程に特異な異常があるのでは?ということで、本当に規格外れになる前に、是正しようというものです。

ここで大前提となるのは、工程能力が十分確保された状態でこの2σの管理試験をやる意味があるということです。

たとえばCpkが0.67レベルの工程の場合、2σあたりに管理限界線を引いたらどうなるでしょうか。それは、管理外れが33%くらいの確率で頻繁に起こることを示しています。

この状態では、管理試験をやっても意味がなく工程の処置工数が増えるだけです。

その前に、まず工程能力をきちんと直して安定させる活動が必要です。

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