2023年に日本で子供は73万人しか生まれておらず、戦後最悪を記録しました。もう国は衰退の一方であります。
ではなぜ日本は少子化してしまったのか?
答えは1つしかなく、女性の社会進出です。
専業主婦が多かった昔の日本では、父親は24時間働けますか?のCMであるように、仕事だけに集中できました。基本的に残業が多くて、夜中に帰ってきたとしても、子供の面倒は母親が見ているので、それで成立していたわけです。母親は専業主婦で、子育てに集中できていました。分業がうまくいっていたので、子供も何人も育てる余裕があったのです。
実際どうだったかというと、自分が子供の頃は、祖父母も同居していて、母は専業主婦でした。父親はサラリーマンで、残業で夜遅く帰ってくることも多かったですが、それで家庭内はスムーズにまわっていたわけです。
ところが男女雇用機会均等法が制定され、だんだん女性の社会進出が進んでいきました。これにより、結婚が遅れて、また共働きも多くなったことで、子供を作る機会が失われていき、少子化に拍車がかかったのです。
また共働きになり、男性の残業時間が減るわけでも決してないので、残業して疲弊しながら男性が帰ってきます。女性も女性で残業があったり、定時ちょい過ぎで帰れたとしても、家事などで夜はばたばたとして、お互い疲弊した状態になるわけです。こんな状況下では、妊活もうまくいくはずもありません。
子供が1人できたとしても、共働き、お互いフルタイム、両親は近くにいないとなると、そこで子供を育てるのはほぼ無理ゲーであります。お互い、お化けでないと仕事と育児、家事は両立はできません。しかも今の社会のシステムが、仕事と育児を両立できるようになっていないので、どちらかがうまくいかなくなるわけです。
子供1人育てるだけでも、1日の中で、膨大な時間を食います。まず自分の時間はほぼなくなると思ってよいです。朝の保育園の送り出しから、迎え、夕方以降の食事、風呂、寝かしつけ、そしてさらに家事などいろいろありすぎです。
これは一般的な話であり、我が家では、お互いフルタイムの共働きであるも、子供2人をなんとか育てながら、仕事も両立することができております。
あと、忘れていけないのは、ここ10年くらいは、やたら個人の自由や権利などの主張が許される時代となってきました。大人になると結婚すべきという固定概念はNGであり、結婚しないのも自由だみたいな、個の主張が大事にされる時代になりましたので、
ますます婚姻件数も減り、さらに共働きにより、子供も減るという悪循環になっています。
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