はい、そうです。
なぜならば、品質保証部に配属された人たちは、ずっと定年まで品質保証部にいる確率が極めて高いからです。しかもメーカーの場合、開発、研究開発、生産技術などの技術者部門と異なり、人数もある程度限られてきます。
とはいっても大手企業の品証の総合職組はたいだい100人近くいるんだけれどね。
そのような中、基本的に本社と工場の間を、ローテーション異動するような人事だらけとなります。そして本社と工場の品証の間でも常に電話やメール、会議、出張などでやり取りが密に行われます。
その結果、どうなるかというと、職場の飲み会での話の内容の9割が、内輪の人事情報とか、今どこ工場にいる誰々がどうとか、あいつは優秀だとか、そんな内容ばかりになります。特に工場経験が豊富で優秀な人らは、自然と発言力が増して、態度もだんだん大きくなってきます。
品証は狭い世界です。世の法規制とかそういうのはあまり関係なく、自分たちの会社が作っている製品や、作り方の知識が求められ、何かのルールも全部社内基準で作るので、知識やノウハウも全部狭い世界で生きていくことになるので、内輪で仲良くなるのは当然です。
しかし、その品証独特の、イケイケどんどんの雰囲気が苦手な人にとっては、この内輪の結束の強さは苦痛に感じることでしょう。
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