理系の大学院まで出て、いざメーカーへ就職し、専門知識を生かせる研究開発部門に配属になるか!?と思いきや、いきなり品質保証部へ配属になる新入社員の人もいるでしょう。
えっ?と思うかもしれませんが、これはよくあることです。なぜならば研究開発の部門は人数の枠も限られているので、それにあふれた人は品質保証部などに配属になるのです。
主に化学系の人たちがそうなる傾向にあります。工業化学や化学工学、化学プロセスなどを専攻した人ではなく、微生物工学とかバイトとか、そのような大学での選考者がそうなる傾向にあります。これらの選考は会社で残念ながら生かすことができません。なので、専門スキルがいらない品証になるのです。
それでは品質保証部に入ったら、だいたいずっと品質保証部なのでしょうか?答えはYesです。筆者が周りの社員らを追跡している限りでは、ほとんどそうです。
理由は、品質保証部というのは専門知識・スキルではなく、幅広い知識や周囲の人たちとのコミュニケーションスキルが求められる部署なので、ほかの部署に行ったとしても、ぶっちゃけ使い物にならない、品証は品証でしか能力を発揮できないということになります。その証拠に研究開発部門にいたとしても、40歳くらいになったら、品質保証部へ半永久的に異動になる人たちも結構います。しかしその逆は基本ないのです。
しかしながら稀にではありますが、研究開発に行く人がいます。しかし基礎研究ではなくて、製品の設計とか最終製品よりの部署に行くケースが多いですね。そしてなぜか5年くらいしたら、また品質保証部へ戻されたりするケースが多いです。
もし研究開発に行きたいのであれば、なるべく若いうちに社内公募にて異動することをおすすめします。
もし研究開発の部署に奇跡的に異動できたのなら、そこでいろいろ実績を残して、研究開発部門の中で異動ができるような人材になるしかないですね。
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