現場の製造作業について、新しい仕組みを導入した場合、新しい機械を導入した場合、大変なこととして、現場の作業員への教育です。
現場は皆さんが思った以上に保守的です。今までと違うやり方をやろうとすると、抵抗感を示してきます。ここで改善スタッフは、丸め込まれて簡単にあきらめてはいけないです。
毎日現場に足を運んで、地道に教育をしていくとよいです。これをやるのがなぜ重要なのかを、簡単な例で示すとともに、これをやることによるメリットも必ずセットで示すようにしましょう。
特に現場の作業員の中でも、中心核となる人に教えこんでいき、熟練させます。そうすると、その人が周りの作業員らにも教えてくれます。現場の班長も巻き込んで教育をするとよいです。むしろ現場への教育は、間接スタッフが直接教育してもよいですが、工程が増えると限界があります。そこで製造課の班長らに教育してもらうように、上の会議で合意しておくのです。
そうすれば、その班長が作業員らを集めて、教育をしてくれます。作業員の人たちは、班長らの言うことはきちんと聞きます。
間接スタッフは、現場を巡回して、作業のひと段落したタイミングを見計らい、作業員へ声をかけて、理解度などを確認します。そして不安がある項目について、教えてフォローしていきます。
また、準夜勤や夜勤の人らにも短期間で教えなくてはいけない場合もあるでしょう。その時は、夕方残業して教えたり、早朝早く来て、夜勤の人たちに教えたりするしかありません。
作業標準書を整備すると共に、主要な作業、少し難しい作業はワンポイント表を現場に用意しておくとよいでしょう。
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