朝9時に出社
10年ほど前までは、工場の勤務開始に合わせて、朝みんな早めに来ていたが、最近は働き方改革の流れもあり、出社遅め
平均的に一日の半分はデスクワーク、残り半分は会議です。
会議は大きく三種類あります。
1、本部長、役員への報告
品質問題への対応や、本社の方針、工場への展開事項、規定類などを報告する。活動スケジュールのオーソライズをとったりする。
また、多いのが、大きな定例会の資料報告である。そこでいろいろ宿題が出ます。
2、本社内の他部署との調整やプロジェクト会議
品質問題など起きれば、品証単独では、何もできないので、設備や技術、設計部門を呼んで巻き込み、仕事を振るところは振り、旗振り役、進捗管理、まとめ、他部署間に入りコーディネートをするなど、高度なコミュニケーション力や、推進力がいります。原因がはっきりしない連続故障の場合、責任の所在とで、たいがい揉めます。
3、工場とのテレビ会議
品質問題が起きれば、出荷を止めるとか、製造履歴、工程変更履歴を時系列の調査を依頼し、その結果を並びたて、範囲を特定したり
不具合現象の再現をするため、試作や評価をお願いしたりします。
原因調査をお願いしたり、工程内のこの箇所の写真よこせとか、再発防止策を立案するように行ってたり、記録類をpdfやエクセルでまとめて本社に出すように言ったり
結構泥くさいです。
出荷をとめるとか、市場に出た商品をどうするかの高度な経営判断は、本社の品質担当役員であったりします。そのための判断材料を集めたり、資料にまとめて役員に報告したりするのが、担当者や課長らの役目です。
また本社でモデル開発した新システムや設備を工場導入のため、説明会を開くこともあります。工場からは、その仕様だとうちの工場には適さないとか、いろいろ言われたりもします。
さて、デスクワークでは何をするかというと、上記の会議資料作りが多くを占めます。
会議での宿題事項の調査、議事録作成もあります。
また工場へ出張も多いです。
調査事項の事前まとめ、工場への受け入れ依頼やスケジュール調整です。
出張後は、報告資料作成です。
また出張でなくても、品質問題関連でいろいろ調査や実態把握をする場合、工場への依頼文書作成、調査結果とりまとめ、追加調査を電話やメールで、工場の担当者へ確認もあります。
大変なのは、工場が複数ある場合の横並び評価や、対策の水平展開です。
時間が長い業務としては、規定類の新設、改訂、関連部門への事前お伺い立て、審議、その結果を踏まえ修正案を確立する流れです。
これらを同時並行で実施する必要があり、臨機応変さや、段取りの良さ、納期へのスピードが要求されます。
また工場や本社内との複数の部署と、頻繁に連絡を取り合ったり、会議をしたりするので、コミュニケーション能力も要求されます。